心療内科の特徴について

心療内科の診察室は、原則として椅子と机があって面談さえできれば十分です。患者が横になるベッドもありますが、採血や点滴などの医療行為が行われることは滅多にありません。患者は医師に対して心の悩みや身体症状を訴えて、医師や心理カウンセラーがカウンセリングしながら治療法を模索します。治療法の中心は、薬物療法と行動療法で、この2つを併用することも少なくありません。薬物療法では、不安を鎮め心を穏やかにする抗不安薬や抗うつ剤をはじめとして、抗てんかん薬や睡眠導入剤など様々な薬剤が使用されます。行動療法では、患者が日常生活の活動や感情を記録し医師に報告します。医師は心を制御できるよう患者に助言しながら、患者が不安など心の悩みを客観視して少しずつ除去できるための治療を進めるのです。

こんな症状があれば心療内科を受診しよう

心療内科を訪れる患者は様々で、不安障害やうつ病からてんかんやパニック障害まで多岐にわたります。心療内科を受診したことがない人は、どんな症状が出たら受診すべきか見当もつかないでしょう。単なる不安や絶望感なら誰でも経験することで、受診の必要性があるかどうか素人にはわかりません。不安や絶望感の原因がはっきりしていて一過性のものであれば、受診する必要はないでしょう。ただし、原因不明なのに度々強い不安を感じたり、原因がわかっていても不安が払拭できず日常生活に悪影響が出る場合には、迷わず受診することをおすすめします。特に、チック症や動悸のほか、呼吸不全や目眩など身体症状を伴う場合には、早めの受診が欠かせません。

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